マイクの探索

今日,某病院にシステムを設置に行ってきた.

テスト中に,音声認識ソフトが落ちることがわかった.
これは,数日前に発見した不具合で,連続音声の場合に,音声認識ソフトがメモリー不足に陥るらしい.

病院はかなり,いろいろな音がしていて,マイクのスイッチをオンにしていると,結構,連続音となるようだ....

一応,スイッチ付のマイクだったんだけど,いちいち,ONにしたり,OFFにしたりをするのは,ユーザには,難しい.

仕方ないので,Push-to-Talk型のマイクを使うことした.
早速,京都市内の電気屋をめぐる.
3件ほどまわったけど,見あたらない.
ヘッドセットはあるけど,マイクはほんの数種類.
目的のものは,簡単には見あたりそうにもない.

途方にくれていたら,
知り合いの京都ラジオカフェのMさんが自転車で現れた!!!
一瞬お互いに,相手のことが認知出来なかったんですが...

Mさん「こんにちは.何かお困りですか?」
≪なんでわかったんだろう!≫
わたし「はい,困っています」
Mさんは,ちょっとびっくりしたようで.
Mさん「どうしました.何か手伝いましょうか?」
わたし「マイクをさがしているのですが,見つからないのです.」
Mさん「じゃ,TOAにいったらどうでしょうか?」
わたし「TOAってなんですか?」
Mさん「TOAは,音響機器のメーカーです.私は,そこにつとめていたことがあるんです」
≪えぇぇって,びっくり≫
わたし「Push-To-Talk型のマイクなので,ありそうですか?」
Mさん「マイクの専門メーカーなので,ありますよ」

さっそくWebで調べて,京都のTOAというところに行ってみた.
わたし「すみません.マイク探しているのですが.」
≪営業所っぽくて,マイクなんてない事務所でした...ちょっと不安≫
TOAの人「どんなものをお求めですか?」

カタログをもってきて,Push-To-Talk型のマイクをみせてもらう.

わたし「いいですね.これください.」
TOAの人「売れないんです」
≪最初,冗談かとおもいました≫
TOAの人「取引のある電気店で注文してください.」
わたし「じゃ,紹介してください.いまから買いに行きます」
TOAの人「たぶん,ないとおもいます.」
私「???」
TOAの人「注文しないとないのです.大阪の倉庫にはあるので,明後日ならお渡し出来ると思います.」
私「じゃ,大阪の倉庫に今からいきます.明日使いたいのです」
≪TOAの人は,ちょっと困惑気味≫
TOAの人「ちょっとまってください.」
≪数分後≫
TOAの人「他の電気店に卸すのがありましたので,これを持って行ってください.」
≪私は,とってもハッピー!≫
私「すみません.売ってもらいたいのですが.」
TOAの人「売れないのです.持って行って構いません.終わったら返してください」
私「困ります.無くなるかもしれませんし,壊れるかもしれません.売ってください.」
≪TOAの人は,ちょっと困惑気味≫

結局,TOAの人が地元の電気店と話をし,
私がそのマイクを電気店に持って行って,
そこで,その電気店にお金を払うという方法で,
マイクを購入することができました.

京都ラジオカフェのMさん,
TOAの担当者の皆様に,大変感謝です.

とっても長い一日でした....
2007/02/19(Mon) 21:29:02 | 一般
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Takashi Yoshino/吉野 孝
大学の教授をしています.コラボレーション・コミュニケーションに関する研究開発をしています.

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