ごめん:中村修二教授

中村修二教授の最新作
「ごめん」をよんだ.

先日,講演会があり,サインがほしい場合には,本を買ってということで買った本だった.
サインがほしかったので,買った.

内容は,半導体の裁判で和解したことの経緯である.

中村修二教授のメッセージは,
「日本は理系がお金持ちになれない国だ.」
「資源がないので,技術立国,知財立国を目指さないといけないのに,これで良いのか?」
その原因を作っているのは,
「司法制度だ」
ということだった.

今までの,社会の動きを見ていると,なるほどと思えるところが一杯あった.

アメリカの司法制度は,「正義が勝つ」という単純な仕組みは好感がもてた.

アメリカは,「証拠を出さない」=その瞬間,裁判で負けを意味する.
また,「偽証」というのは,本当に悪いこと=その瞬間,裁判で負けになる.

日本では,少なくとも,ドラマをみると裁判所でも結構「偽証」が
まかり通っているようだ.
(実際は知らないけど)

ただ,政治家が関わった裁判を見ると,そうなのかなあと思ってしまいますね.
よく献金問題とかで,もらったの,もらってないのって話が続くけど,
送った側が送ったっていっているのに,
もらった側もらっていないとか,おかしいですよね.

アメリカだと
裁判官「もらいましたか?」
Aさん「いいえ」
Bさん「いいえ」
Cさん「...はい」
裁判官「じゃ,Cさんは悪いですね」

で終わるみたいですね.

「偽証」するととんでもない状況に追い込まれるようですから.

私は,子供の頃から父親から強力に嘘を言わないようにたたき込まれたために,
今でもどうしても嘘がつけません.
(つけないというか,嘘をつく気がまったくない)

妻に質問されたら,全て,どんなことでも,白状します...
2005/10/29(Sat) 21:03:23 | 一般
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Takashi Yoshino/吉野 孝
大学の教授をしています.コラボレーション・コミュニケーションに関する研究開発をしています.

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